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ヒカキンの麦茶に低評価デマを流したのは誰?ONICHA炎上の理由と外国産の真相とは

2026年4月5日、登録者数1960万人を誇るトップYouTuberのヒカキンさんが、自身プロデュースの麦茶ブランド「ONICHA(おにちゃ)」の発売を発表しました。しかし、その直後からSNSを中心に激しい批判が殺到し、炎上騒動へと発展。4月10日にはヒカキンさんが釈明動画を公開し、謝罪と今後の対応策を明らかにしました。

本記事では以下のポイントを詳しく解説しています。

  • ONICHAがなぜ炎上したのか、3つの理由を時系列で整理
  • 「低評価だらけ」というデマを流したのは誰か、高評価率の実態
  • 外国産大麦を使用した理由と、国産への切り替え時期はいつか
  • 開示請求・法的措置の現在と、誹謗中傷対応の経緯
  • ONICHAの値段・販売店舗・メーカーの詳細情報
  • 新会社BEE株式会社とUUUM元会長・鎌田和樹さんとの関係性
  • ギルティ炭酸「NOPE」との比較と、ONICHAの今後の展望

1. ヒカキンの麦茶「ONICHA(おにちゃ)」はなぜ炎上したのか、何があったのか

「ONICHA」をめぐる炎上は、一つの原因だけでなく複数の要素が重なり合って起きた複合的な騒動です。発表動画における表現の問題、原材料の産地をめぐる矛盾、そして事前のプロモーション手法への反発——これら三つの論点がほぼ同時に噴き出したことで、批判の声は瞬く間に拡散しました。

1-1. 発表から炎上までの全体タイムライン

騒動の流れを時系列で整理すると、その全容が見えてきます。

2026年3月28日17時頃、ヒカキンさんはYouTube上で事前告知なしに生配信を開始しました。しかしその内容は、真っ暗な画面に波の音が流れるだけという異様なものでした。配信は2時間以上にわたって続き、状況に変化はなく、視聴者の間に「チャンネルが乗っ取られたのでは」「体調を崩したのでは」という心配の声が広がりました。X(旧Twitter)では「HIKAKINさん大丈夫か?」という声がトレンド入りするほど話題となりました。

その後、配信は日を追うごとに変化を見せ、3月30日には真っ暗だった画面が海面の映像へと切り替わり、31日には舟や白い服を着た人物が登場。さらに赤い落雷が走る演出も加わっていきました。「みそきんの次の新商品か」「無人島でも買ったのでは」といったさまざまな考察がネット上で飛び交いましたが、正体はなかなか明かされないままでした。

4月3日になってヒカキンさんは「4月5日にHikakinTVで重大発表をする」と予告。桃太郎に扮した映像を公開し、みそきんとは無関係の新商品であることを示しました。そして4月5日、ついに正体として発表されたのが麦茶の「ONICHA(おにちゃ)」でした。

発表直後から、発表動画の中で使われた麦茶に対する表現や原材料の産地などに批判が集中。さらにSNS上では「動画の低評価が殺到している」というデマも拡散し、騒動はさらに大きくなりました。これを受けてヒカキンさんは4月10日夜、「ONICHAの動画について」と題した釈明動画を公開。謝罪と今後の対応を語りました。

1-2. 商品の基本情報と発売概要

騒動の渦中にある「ONICHA」という商品そのものについて、まず基本的な情報を押さえておきましょう。

「ONICHA(おにちゃ)」は、BEE株式会社が販売するペットボトル麦茶です。内容量は600mlで、価格は税別138円(税込149円)。発売日はヒカキンさんの誕生日にあたる2026年4月21日(火)午前7時で、全国のセブン-イレブンで取り扱われます。初回製造本数は700万本以上という大規模なスタートです。

商品の特徴は、原材料を大麦のみに絞ったカフェインゼロのミネラル麦茶という点にあります。六条大麦と二条大麦のそれぞれが持つ香ばしさと風味を丁寧に引き出し、「家で淹れたような自然で優しい味わい」に仕上げたとのこと。余計な添加物は一切使用していないとされています。

パッケージは白と水色を基調としたシンプルかつポップなデザインで、「おにっぴ」という可愛らしい鬼のキャラクターが描かれています。デザイン案は100種類以上の中から選ばれたもので、1年以上の歳月をかけて完成させたとされています。さらに全3種類のバージョン違いが用意されており、ラベルの裏面には「鬼みくじ」が印刷されています。大吉よりも上の「超激レア」も存在するというエンターテインメント性も盛り込まれています。

なお、発売2日前の4月19日にはお台場のダイバーシティ東京プラザにて「フライング配布イベント」の開催も発表されました。参加は無料ながら抽選制で、A賞当選者にはONICHAの一生分という豪華賞品も用意されているとのことです。各種SNSと連動した総額1500万円のAmazonギフト券プレゼントキャンペーンも同時に展開されています。

1-3. 商品名に「鬼」を冠した理由

「なぜ麦茶なのに鬼なのか」という疑問を持つ方も多いでしょう。ヒカキンさんは商品名の由来についても、動画の中で丁寧に説明しています。

「鬼には今も昔も人を惹きつける不思議な力がある」というのが出発点にあります。節分や昔話、鬼ごっこなど、鬼という存在は日本文化に深く根付いており、古くから人々の想像力を刺激してきました。また、ヒカキンさん自身のYouTuber人生においても、「青鬼」のゲーム実況や「鬼から電話」アプリのコラボなど、鬼に関連したコンテンツが大きな反響を呼んできた経緯があります。

さらに「鬼うまい」「鬼かわいい」「鬼やばい」といった日本語の用法にも触れ、「鬼は最強の証」であると説明。「日本の麦茶を"鬼盛り上げる"存在になりたい」「日本一、ひと目見たら記憶に残る麦茶にしたい。だから鬼茶と名付けました」という言葉でその思いを締めくくっています。

1-4. セイキンさん家族への試飲とコメント欄の反響

発表動画の後半では、兄のセイキンさんの自宅へ桃太郎の衣装で突撃する場面が描かれました。セイキンさんと子どもたちに試飲してもらうというシーンです。

セイキンさんはパッケージを見て「可愛らしいのって確かにないかもしれない」「子どもたちもすごく喜んでくれるんじゃないかな」と評価。味についても「飲みやすい」「さっぱりしているし風味がいい」「ゴクゴクいけるね」と好意的な反応を示しました。さらにセイキンさんの息子さんが「ワクワクした。可愛い!」「すごい美味しい!」「ヒカキンおじさん天才!」と声を上げると、ヒカキンさんは満面の笑みで喜びを表現しました。

動画のコメント欄には「HIKAKINの商品を欲しいという小学生が多いと思う。そういう子がジュース飲みたいじゃなくておにちゃ飲みたいって言ってくれるといいよな」「親になったからこそ見えてくる優しい視点での商品開発に感動した」「これから常飲していきたい」といった声が多数寄せられ、批判だけでなく共感や応援の声も少なくなかったことが分かります。

この発表動画自体の再生数も相当な数に上っており、炎上騒動が逆に注目を集める呼び水になった側面は否めません。「悪評も含めて認知度」という現代のバズマーケティングの構造が、今回の騒動にも確かに機能していました。


2. 炎上理由その一——「麦茶は退屈・地味」という表現が招いた批判と、ヒカキンさんが本当に伝えたかったこと

今回の炎上において、最も大きな批判を集めたのがヒカキンさんによる麦茶への表現でした。発表動画の中で繰り返された言葉が、思わぬ波紋を呼ぶことになりました。

2-1. 発表動画で使われた表現と視聴者の反応

4月5日の発表動画の中でヒカキンさんは、麦茶という商材を説明する文脈で「地味で主役ではなかった麦茶」「親に言われて飲む退屈な飲み物」「麦茶って地味でワクワクしない」という表現を複数回にわたって使いました。

この言葉に対し、SNSや動画のコメント欄では「他メーカーの麦茶を下げるような表現でのPRはよくない」「麦茶は夏の主役でもある」「既存の麦茶に失礼だ」という声が相次ぎました。競合にあたる伊藤園の「健康ミネラルむぎ茶」などを連想した視聴者からも反発の声が上がったと報じられています。

既存商品と自社商品を対比させてアピールする手法は広告の世界でも見られるアプローチですが、ヒカキンさんが持つ高い好感度と影響力ゆえに、わずかな表現のずれが通常以上の批判へと直結した側面があります。発表の熱量と表現の繊細さの間にズレが生じた形です。

2-2. 釈明動画での謝罪と真意の説明

4月10日の釈明動画でヒカキンさんは「皆さんからのコメントを見て良くない表現だったなと反省しています」と率直に謝罪しました。

そのうえで、本来伝えたかった思いについて丁寧に説明しています。きっかけは日常のある場面でした。昨年8月に生まれた娘さんが、ジュースと麦茶を並べるとどうしてもジュースを選んでしまうという光景を目にしたヒカキンさんは、「美味しそうなジュースや炭酸飲料と並んでいても、子どもが自ら選びたくなるようなワクワク感を持った麦茶があってもいいのではないか」という思いに至ったと語っています。

「実際に今売られている落ち着いたデザインの麦茶はリスペクトしていますし、それが悪いとは全く思っていません」とも明言しており、既存の麦茶商品を貶める意図はなかったことを強調しました。むしろ「ジュースと同じくらいワクワクして子どもたちが選びたくなるような、主役になれる麦茶を作りたかった」というのが本当の出発点だったと振り返っています。

2-3. 親になって芽生えた商品開発への思い

ヒカキンさんが麦茶というカテゴリーに向き合うことになったより深い背景として、2024年の結婚と翌年の第一子誕生があります。

約3年前に立ち上げた「みそきん」が累計5000万食を達成し、実店舗も展開するまでに成長したことで、飲食というカテゴリーが「日常そのものを変えられる力を持っている」と実感したと語っています。そこに親になるという経験が加わり、「自分の子どもや愛する人が毎日口にするものだからこそ、健康的なお茶を飲んでほしい」という思いが自然に湧いてきたとのことです。

この背景を踏まえると、「退屈」「地味」という言葉は麦茶という飲み物そのものを否定したのではなく、「子どもが喜んで手に取る機会をもっと増やしたい」という思いから出た言葉だったことが分かります。しかしその意図が発表動画の構成の中では十分に伝わらなかったことが、今回の炎上の一因となりました。


3. 炎上理由その二——「日本の麦茶変えるぞ」と掲げながら外国産大麦を使用した理由と、国産への切り替えはいつから?

発表動画が公開された直後から、「日本の麦茶変えるぞ」というスローガンと原材料の産地との間に矛盾があるという指摘が噴出しました。これが二つ目の炎上理由です。

3-1. 「日本を変える」スローガンと外国産大麦という現実

「ONICHA」が掲げた「日本の麦茶変えるぞ!」というキャッチフレーズは強烈なメッセージ性を持つ一方、商品の成分表示によって使用されている大麦がカナダ産およびオーストラリア産であることが明らかになりました。六条大麦と二条大麦の両方が使われていますが、いずれも外国産です。

「日本の麦茶を変えると言いながら外国の大麦を使うのはおかしい」「国産を使うべきではないか」という声がSNSや各種フォーラムで多数寄せられました。また、税込149円という価格設定に対しても、100円未満で販売されている国産大麦使用のプライベートブランド商品が存在する中で「高すぎる」との指摘もありました。

3-2. 外国産を選んだ理由——安定供給を優先した判断

ヒカキンさんは釈明動画の中でこの点について詳しい経緯を説明しました。当初は国産大麦の使用を製造チームと真剣に模索していたものの、「年間を通じた安定的な供給が難しい」という壁に直面したのが外国産を選んだ理由だったとのことです。

ここには「みそきん」発売時の苦い経験が影を落としています。みそきんの販売時には深刻な品薄状態が発生し、欲しくても購入できない消費者が続出するという事態が起きました。その反省から、「今回のONICHAはより多くの方に安定してお届けしたい」という方針を最優先に据え、供給が安定している外国産を選択したと説明しています。

また、700万本以上という初回製造規模の大きさも、安定した原材料調達が不可欠だった理由の一つです。品質のばらつきを抑え、全国のセブン-イレブンに安定供給するためのやむを得ない判断だったと読み取れます。

3-3. 国産大麦の導入見通し——早ければ10月に切り替え

消費者からの反響を受け、ヒカキンさんは発表動画の公開直後から動き始めていました。「国産への信頼や国産の重要性を理解しきれていなかった」と猛省し、すぐに製造チームに「なんとか国産を入れられないか」と打診したとのことです。

製造チームからは「なんとかいけるかもしれない」という返答があったとのことで、何百万本という規模のため即座の対応はできないものの、「早ければ2026年の10月には国産大麦を導入できる見込みだ」という具体的なスケジュールを示しました。国産化はまだ確定ではありませんが、改善に向けた具体的な道筋を明示したことは消費者の不満をある程度和らげる要因になっています。

なお、製造を担当しているのはチェリオコーポレーションです。発表動画の中では工場の製造ラインや倉庫に並ぶ大量の商品の様子も公開されており、製造過程に一定の透明性が確保されています。

3-4. 「日本産」へのこだわりはなぜ重要なのか——消費者心理の背景

今回の国産・外国産問題が大きな批判を呼んだ背景には、日本の消費者が持つ食の安全や産地へのこだわりという根深い心理があります。農林水産省の消費者調査でも、農産物の購買において「国産」という表示が購入動機に強く影響することが繰り返し示されています。

麦茶という商品の性質も関係しています。お茶というカテゴリーは「和」「日本」「自然」といったイメージと強く結びついており、麦茶を飲む行為そのものに日本らしさを感じる人は少なくありません。そこへ「日本の麦茶を変える」というスローガンで登場した商品が外国産大麦を使用していたとなれば、裏切られたような感覚を持つ消費者が出てきたのも理解できます。

一方で、実態として日本で流通している麦茶の多くがカナダやオーストラリア産の大麦を使用していることも事実です。国産大麦の生産量は全体の需要を満たすには不十分であり、国産100%の麦茶はそもそも希少な商品カテゴリーです。この現実を踏まえれば、外国産使用自体が特別に問題のある選択だったとは言い切れません。しかし「日本の麦茶変えるぞ」という高揚感あふれるスローガンがそのハードルを引き上げてしまったといえます。今後の国産大麦導入が実現した際には、このスローガンが真の意味を持つことになります。


4. 炎上理由その三——謎すぎた「海の生配信」が空回り、視聴者の心配が反発へと変わった経緯

商品の中身に関する批判とは別の角度から炎上を引き起こしたのが、発表前に行われたプロモーションの手法です。

4-1. 1週間以上にわたって続いた謎の海の生配信

2026年3月28日17時頃、ヒカキンさんのYouTubeチャンネルで事前告知なしに生配信が始まりました。しかしその内容は、真っ暗な画面に波の音が流れるだけという極めて異様なものでした。2時間が経過しても状況に変化はなく、視聴者は困惑と心配の入り混じったコメントを次々と投稿しました。

その後も配信は続き、3月30日には暗い画面が海面の映像へと切り替わり、31日には舟や白い服の人物が登場するなど、少しずつ変化を見せました。赤い落雷が走る演出も加わり、視聴者の考察欲を刺激し続けましたが、「みそきんの次の新商品が出るのでは」「無人島を買ったのでは」「乗っ取られたのでは」「精神的に参ってしまったのでは」と、さまざまな憶測が飛び交いました。

4月3日に発表予告の動画が公開され、一連の配信が「鬼ヶ島に向かう桃太郎」をモチーフにした演出であることが分かりました。ただし、「心配させておいて商品のPRだったのか」「大げさな演出で結局麦茶一本の話か」と受け取った視聴者も少なくなく、反発を招く一因になりました。

4-2. 「空回りだった」——ヒカキンさん自身の反省

釈明動画でヒカキンさんはこの演出について、「また変なことやってるぞと楽しんでいただけると思って始めた」と当初の意図を説明しました。そのうえで「完全に張り切りすぎて空回りしてしまいました」と素直に謝罪しています。

過剰な演出に至った背景として語ったのが、ONICHAへの強い思い入れでした。「みそきんのようなラーメンや、ポップな炭酸ジュースと比べると、麦茶は盛り上げるのが難しい商材だと思っていた。だからこそ、どうしてもワクワクしてもらえるような仕掛けを作らなければという気持ちが強くなりすぎた」と振り返っています。

1年以上にわたって試作を重ね、工場にも足を運んで準備を進めてきた商品への思い入れが、結果的にプロモーションを複雑にしすぎてしまったということです。視聴者を楽しませようとした演出が、「心配させる」という逆効果を招いたことは、インフルエンサーマーケティングにおける難しさを示す事例といえます。

4-3. 過去の演出との違い——期待値が生み出した落差

ヒカキンさんはこれまでにも重大発表の際に意味深な仕掛けを行ってきた経緯があります。チャンネルアイコンやヘッダーを数字が減っていく形式に変更してカウントダウンを演出するなど、ファンにとっては「ヒカキンがこういうことをするときは何か大きなことがある」という学習が積み重なっていました。

しかし今回の「真っ暗な画面と波の音」は、これまでのどの演出とも趣が異なるものでした。視聴者が楽しみながら謎を解くという文脈ではなく、「本当に何かあったのでは」という不安を煽る内容になってしまったことが最大の誤算でした。どれほど意図が良くても、受け取る側が不安や困惑を強く感じた時点でその演出は目的を外れてしまいます。ヒカキンさん自身が「空回り」と評した言葉は、そのズレを正直に言い表しています。

ひとつの商品への熱量が高ければ高いほど、その思いを伝えようとするプロセスで暴走してしまうことがあります。「みそきん」のときは個人的な下積み経験という物語が商品と直結していたため、視聴者が感情移入しやすかった。対してONICHAは「親になって気づいた麦茶への思い」というより生活密着型の動機であり、ミステリー演出との相性が必ずしも良くなかったという見方もできます。この経験はヒカキンさん自身の今後のプロデュース活動における大きな学びになったはずです。

——高評価率の実態とデマを流したのは誰か

炎上の過程で最も悪質な動きとして、ヒカキンさんが名指しで否定したのが「動画が低評価だらけ」というデマの拡散です。

5-1. SNSで広まった低評価に関する虚偽情報の実態

ONICHA発表動画が公開された後、SNS上では「この動画には低評価が殺到している」「低評価の数が異常」という趣旨の投稿が多数拡散されました。そうした情報はX(旧Twitter)をはじめ、TikTokや一部のまとめサイトにも広がり、「炎上のシンボル」として機能する状態になっていました。

しかしヒカキンさんは釈明動画の中でこれを「かなり悪質なデマ」と明確に否定しました。内部データに基づいて示された実態は、「90%以上が高評価であり、低評価は1割未満だった」というものです。

2021年以降、YouTubeの仕様変更によって一般ユーザーからは低評価の正確な数値が見えなくなっています。この仕様の「見えない」という性質を悪用し、加工された画像や根拠のない数値を拡散することで、あたかも低評価が多いかのような印象を作り出すことが可能になっています。今回のケースもその手口が使われた可能性が高いとみられています。

5-2. 誰がデマを流したのか——現時点での状況

「低評価だらけ」というデマを最初に流した人物については、ヒカキンさん側が現在調査と証拠収集を進めています。釈明動画の中で「すでにすべての証拠を押さえ、開示の手続きを始めている」と明言しており、情報開示請求を通じた身元特定が進行中です。

現時点では特定の人物名は公表されておらず、法的手続きの段階に入っているとみられます。悪意のある第三者が意図的にブランドイメージを傷つけようとした行為であるとすれば、損害賠償請求や刑事告訴の対象になりうる重大な問題です。ヒカキンさんが「ブランドとして大きな風評被害を受けている」と言及していることからも、BEE株式会社側が組織として対応していることが分かります。

5-3. デマが拡散しやすい構造的な問題——TikTokやまとめサイトの役割

今回のデマ拡散において特徴的だったのが、TikTokや一部のまとめサイトを経由して情報が広がった点です。短い動画やスクリーンショット一枚で情報が伝達されるTikTokのような環境では、文脈や検証なしに「見た目のインパクト」だけで情報が拡散されやすくなっています。

YouTubeが低評価の数値を非公開にした仕様変更は2021年のことで、もともとは誹謗中傷的な低評価攻撃を抑止する目的でなされたものでした。しかし「見えないからこそ自由に数字を作れる」という逆利用がされる事態は、プラットフォームのポリシー変更が意図せぬ形で悪用されうることを示しています。

今回の炎上をきっかけに、SNS上でのデマ情報に対して改めて批判的な目を向けることの重要性が広く認識されるようになりました。情報を受け取る側も「低評価が多い」という投稿を見た際に、その根拠を確認する習慣を持つことが求められています。


6. 誹謗中傷やデマへの対応はどうなった?開示請求と法的措置の現在

低評価デマへの対応にとどまらず、ヒカキンさんは今回の騒動で発生したさまざまな誹謗中傷についても法的措置に踏み切っています。

6-1. 開示請求と証拠保全の開始

釈明動画の中でヒカキンさんは「すでにすべての証拠を押さえ、開示の手続きを始めています」と公表しました。情報開示請求とはプロバイダ責任制限法などに基づき、裁判所や警察の手続きを通じて投稿者のIPアドレスなどの情報を特定する手続きです。これが認められれば、実際の投稿者の身元にたどり着くことができます。

証拠の保全については、スクリーンショットや投稿のURLなどを早期に確保することが開示請求の手続きを進めるうえで重要です。ヒカキンさんが「すべての証拠を押さえた」と語っていることから、法的手続きに必要な準備はすでに整っているとみられます。

6-2. 家族への攻撃にも言及——若いクリエイターへの影響を懸念

ヒカキンさんが釈明動画の中で触れたのは、デマへの対応だけではありませんでした。コメント欄やSNSを通じて、ヒカキンさん自身だけでなく家族への攻撃的な言葉も届いていると明かし、強い懸念を示しました。

「自分は長い経験があるから受け止められるが、これが自分ではない他のインフルエンサーや若いタレントに向けられたらと思うと耐えられないのではないかと感じ、本当に怖いと思いました」と語っています。活動歴の長いヒカキンさんでさえそう感じるほどの圧力があることを示す言葉であり、ネット上の誹謗中傷問題の深刻さを改めて浮かび上がらせる発言といえます。

6-3. 法的措置の今後の展開

開示請求の手続きが進んで投稿者の身元が特定された場合、民事訴訟による損害賠償請求や、侮辱罪・名誉毀損罪による刑事告訴といった法的措置が取られる可能性があります。2022年には侮辱罪の法定刑が引き上げられており、悪質な誹謗中傷に対する法的対処の選択肢は以前より広がっています。

2026年4月11日現在、追加の進捗についてヒカキンさん側からの公表はなく、手続きは進行中とみられます。今後の展開については動画やSNSを通じた続報が待たれます。

6-4. ヒカキンさんの対応が示したクリエイターの権利保護という視点

今回、ヒカキンさんが法的措置に踏み切ったことはクリエイター全体にとっても意義のある行動です。影響力の大きいインフルエンサーが「泣き寝入りしない」という姿勢を明示することで、同様の被害を受けている他のクリエイターが声を上げやすい環境が作られていきます。

ヒカキンさんが「自分は経験があるから受け止められるが、若いタレントやか弱い子には耐えられないのではないか」と述べた言葉は、自身の対応がより弱い立場のクリエイターを守ることにもつながるという意識を持っていることを示しています。この視点は、ネット上の誹謗中傷問題に社会全体で取り組む必要性を改めて訴えるものといえます。

日本では2022年のプロバイダ責任制限法改正により、誹謗中傷の発信者情報開示を求める手続きが一段階で可能になりました。以前は複数回の裁判手続きが必要だったところが一本化され、被害者が対応しやすくなっています。ヒカキンさんのような影響力のある人物が積極的に法的手続きを活用することで、悪質な投稿者への抑止効果も期待されます。


7. ONICHAの値段はいくら?どこで買える?コンビニや店舗の情報まとめ

「実際に買ってみたい」という方に向けて、ONICHAの価格や購入場所についての情報を整理します。

7-1. 価格と発売日・販売チャネル

ONICHAの価格は税別138円(税込149円)です。内容量は600mlで、ペットボトル入りです。発売日は2026年4月21日(火)午前7時から。ヒカキンさんの誕生日に合わせた日時設定です。

販売場所は全国のセブン-イレブンです。ただし一部店舗では取り扱いのない場合や、数量限定になる可能性があります。初回製造700万本という規模は大きいものの、みそきんの前例を踏まえると発売直後に品薄になるリスクは十分あります。早めに購入を検討することをおすすめします。

公式サイトやセブン-イレブンの商品ページ(https://www.sej.co.jp)でも随時情報が更新されています。

7-2. 発売前のフライングイベントとキャンペーン情報

発売日の2日前、4月19日にはお台場のダイバーシティ東京プラザにて「フライング配布イベント」が開催されます。参加は無料ですが、チケットは事前抽選制です。

当選にはA賞とB賞があり、B賞ではONICHA1本とイベント限定ステッカーが受け取れます。A賞ではそれに加えて大抽選会への参加権が付与され、ONICHAの掴み取りやおにっぴぬいぐるみ、ヒカキンさんとのプライベートディナー、そして一人だけが手にできる「ONICHA一生分」という豪華賞品が用意されています。ヒカキンさん本人もイベントに出演する予定とのことです。

さらに各種SNSと連動した総額1500万円分のAmazonギフト券が当たるキャンペーンも展開されており、発売前からの盛り上がりを見せています。

7-3. 「みそきん」との比較——前作の品薄騒動から何を学んだか

ヒカキンさんが初めて手がけたプロデュース商品である「みそきん」は、2023年5月の初発売時に爆発的な人気を集め、一時的な品薄状態が続きました。欲しくても買えないという状況が話題を呼んだ一方で、買いに行けなかったファンの不満も生まれました。累計5000万食を達成し実店舗も展開されるほどのヒット商品となりましたが、この品薄経験はヒカキンさんに強い反省をもたらしました。

ONICHAにおいて初回700万本以上という大規模な製造を行い、外国産大麦を選択した背景にはこの経験が直接影響しています。「今回は多くの人に安定して届けたい」という思いが、製造規模と原材料選定の両面に反映されたわけです。

ただし、700万本という数字が十分かどうかは発売後の需要次第です。ONICHA公式XのフォロワーはすでにGに11万人を超え、インプレッション数も10億規模に近づいているとのことですから、発売初日から品薄になる可能性はゼロではありません。前作での教訓を活かしながらも、想定を超える需要への対応という難題を抱えるスタートになりそうです。


8. ONICHAのメーカーはどこ?販売元「BEE株式会社」と製造過程の詳細

「ONICHA」を販売しているのがBEE株式会社です。製造から販売まで、どのような体制で商品が作られているのかを詳しく見ていきます。

8-1. 販売元・BEE株式会社の企業概要

BEE株式会社は2024年10月10日に設立された会社で、所在地は東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー15階です。資本金は1000万円。企業理念として「好きをセカイへ。」を掲げ、「好きや情熱を起点に事業やブランド、コミュニティへと育てるクリエイティブカンパニー」を目指すとしています。

ヒカキンさんはこれまで「みそきん」などの商品を「HIKAKIN PREMIUM」というブランドで展開してきましたが、今回の発表に合わせてこのブランドを「BEE(ビー)」へと刷新しました。名称の由来は、動画にも登場する蜂のキャラクター「ハチキンくん」の羽音から着想を得たもので、「朝から晩までヒカキンの好きを形にする」という意味が込められているとのことです。

8-2. 製造元・チェリオコーポレーションの役割

ONICHAの製造を担当しているのはチェリオコーポレーションです。自動販売機向け飲料の製造で広く知られるOEM飲料メーカーで、ジュースから茶系飲料まで幅広い製造実績を持っています。

発表動画の中でも工場の製造ラインや、倉庫に大量に積まれた商品の映像が紹介されており、製造過程に一定の透明性が確保されています。大麦のみを原材料として丁寧に抽出し、カフェインゼロ・無添加という品質を実現しているのはこの製造ラインによるものです。

8-3. HIKAKIN PREMIUMからBEEへの移行の経緯

ブランドの運営体制は、今回の発表以前から静かに変化していました。「HIKAKIN PREMIUM」公式サイトの特定商取引法に基づく表記では、2024年9月時点ではUUUMの100%子会社である「P2C Studio株式会社」が販売業者として記載されていました。2023年5月の「みそきん」初発売時のプレスリリースもP2C Studio名義で出されており、ブランドの運営はUUUMグループが担っていました。

ところが2025年10月時点では、この表記が「BEE株式会社」に変更されていたことが確認されています。つまり、ヒカキンさんの商品ブランド事業は少なくともその時点で新会社BEEへと移行しており、今回の発表はその移行を公式に世に知らしめた形でもあります。

8-4. BEE株式会社の経営陣——異色の顔ぶれが集う体制

BEE株式会社の経営体制も注目を集めています。代表取締役社長はヒカキンさんと鎌田和樹さんのダブル体制ですが、代表取締役副社長にはGoogleでYouTubeクリエイター事業の責任者を長年務めた山本光さんが就いています。

山本さんはYouTubeというプラットフォームの仕組みやクリエイターエコノミーの構造を内側から熟知した人物です。プラットフォーム側の視点を持つ人材が経営に参画していることは、BEEが単なるグッズ販売会社ではなく、デジタルとリアルをまたいだ本格的な事業体を目指していることを示しています。

ヒカキンさんのクリエイティビティ、鎌田さんの事業開発・資金調達の経験、山本さんのプラットフォーム知識という三者三様の強みが組み合わさった経営陣は、既存の飲料メーカーや芸能事務所ともタレントグッズ販売会社とも異なる、新しい形の企業体であるといえます。


9. 新会社「BEE」のダブル代表を担うUUUM元会長・鎌田和樹さんとは誰か

BEE株式会社の最大の注目ポイントの一つが、UUUM創業者である鎌田和樹さんがヒカキンさんとともに代表取締役を務めているという事実です。業界に大きな衝撃を与えたこのタッグについて、鎌田さんの経歴とともに詳しく見ていきます。

9-1. 鎌田和樹さんの経歴——UUUMを一代で築いた起業家

鎌田和樹さんは2003年に光通信へ入社し、最年少役員を務めた経歴を持つ人物です。その後、ヒカキンさんとの出会いをきっかけとして、2013年(当時29歳)にYouTuberのマネジメントを行うプロダクション「UUUM株式会社」を設立しました。

鎌田さんの経営手腕とヒカキンさんのクリエイティブが組み合わさることで、UUUMは日本最大のクリエイター事務所へと急成長を遂げました。2017年には東証マザーズ(現グロース市場)への上場も果たし、YouTuber事務所の先駆け的存在として業界をリードしてきました。

9-2. UUUM退任に至るまでの経緯

鎌田さんのUUUMでのキャリアは、その後紆余曲折をたどることになります。2021年10月に週刊誌(FLASH)が不倫を報じ、UUUM側もその内容を概ね事実として認める事態となりました。この結果、鎌田さんは役員報酬の全額返上という処分を受け、2022年6月には代表取締役社長の職を退いて会長へと移りました。

その後、UUUMは広告収入の落ち込みなどを背景に業績が悪化し、2023年5月期には上場以来初の営業赤字に転落しました。2023年8月には広告会社フリークアウト・ホールディングスによるTOB(株式公開買付)が発表され、鎌田さんは筆頭株主として保有株をすべて売却。2023年9月15日付で取締役会長を退任し、ファウンダー兼名誉顧問の立場に就きました。

その後、報酬面での折り合いがつかなかったことなどから名誉顧問の立場も同年内に退き、鎌田さんはUUUMの経営から完全に手を引く形となりました。

9-3. 麻布台ヒルズを拠点に広がる鎌田さんの新たな事業群

UUUMを離れた後、鎌田さんは麻布台ヒルズ森JPタワー15階を拠点に複数の事業を展開しています。

まず、2023年8月に設立した持株会社「KMD株式会社」があります。コンサルティング・プロデュース・投資・ホールディングスの4事業を柱とする経営会社で、鎌田さんが代表取締役社長を務めています。

KMDのグループ会社には、芸能事務所「HONEST(オネスト)株式会社」があります。2020年12月にUUUMの子会社として設立されたこの会社は、2023年8月にUUUMから鎌田さん個人へと譲渡された経緯があります。俳優・タレント・モデル・アーティストの育成とマネジメントを手がけています。

さらに2025年1月には、ガバナンス・トラブルシューティング・リサーチを専門とする「KIS株式会社」も同一住所に設立されました。東京都公安委員会への探偵業届出も行っている企業で、上場企業や大手企業向けに人物調査や企業調査、サイバーセキュリティ調査などのサービスを提供しています。

BEE株式会社も含め、鎌田さんは麻布台ヒルズの同一フロアを拠点に、エンタメ・調査・コンサルティング・クリエイティブブランドと多岐にわたる事業を展開していることになります。UUUMという単一の大組織を離れた後に、複数の専門性に特化した会社群を構築するという手法は、鎌田さんが経営者としての本領をより機動的な形で発揮しようとしている姿勢の表れといえます。

9-4. 業界にとっての意外性——UUUMを去った鎌田さんとヒカキンさんの再タッグ

UUUMを経営から完全に離れた鎌田さんが、ヒカキンさんとともにBEE株式会社の代表取締役に就任していたことは、エンタメ業界にとっても驚きをもって受け止められました。

ヒカキンさんは現在もUUUMのファウンダー兼最高顧問という立場を持ちながら、自身の商品ブランド事業においては新たな体制を選択しました。この判断は、YouTuberとしての活動の中心はUUUMという環境の中で続けつつも、物販・ブランド事業という成長分野については独自の体制で臨むという、役割の使い分けを示しています。

鎌田さんの側から見れば、UUUMという上場企業の経営という制約から離れ、機動的なスタートアップ群の経営者として再スタートする中で、最も信頼できるパートナーであるヒカキンさんとの事業を中核に据えた形です。「みそきん」5000万食という実績が証明したヒカキンさんの物販ビジネスとしての可能性に、本格的に賭けるという判断だったと考えられます。

両者の関係はUUUMの創業という原点に遡るものであり、その信頼関係の深さこそがBEEという新会社を機能させる根底にあります。炎上騒動という逆風の中でも、ヒカキンさんとBEEが迅速に対応できたのも、このような強固な関係性に支えられた組織の底力があってこそでしょう。


10. ヒカキンさんと鎌田さんの関係性とは?UUUMから離れ新会社を立ち上げるまでの経緯

ヒカキンさんと鎌田和樹さんのタッグは、UUUMの創業まで遡る長年の関係性に基づいています。その背景を理解することで、BEE株式会社という新たな船出の意味がより鮮明になります。

10-1. UUUMの創業から現在まで続く関係

2013年にヒカキンさんとの出会いをきっかけとしてUUUMを立ち上げた鎌田さんは、日本のYouTuber文化の礎を築いた一人です。ヒカキンさんはUUUMのファウンダー(創業者)として、長年にわたって同社の象徴的な存在であり続けてきました。

鎌田さんがUUUMの経営から退いた後も、ヒカキンさんはUUUMのファウンダー兼最高顧問という立場を保っています。その一方で、自身の商品ブランド事業においては新たな体制を模索し、旧来の盟友である鎌田さんと再びタッグを組む道を選びました。

10-2. BEE株式会社設立までの水面下での準備

BEE株式会社の法人登記上の設立日は2024年10月10日です。ヒカキンさんが今回の発表動画で新会社の存在を公にした2026年4月5日より、約1年半前にすでに設立されていたことになります。

さらに「HIKAKIN PREMIUM」公式サイトの販売業者表記が2025年10月時点でBEE株式会社へと変更されていたことも確認されており、商品ブランド事業の移行は段階的に進められていたことが分かります。これだけの期間をかけて周到に準備が進められていたことは、今回の発表がヒカキンさんのビジネスにとって単なる商品ローンチ以上の意味を持つものであることを示しています。

10-3. 「みそきん」の成功を土台に本格事業体へ

2023年5月に発売した「みそきん」は累計5000万食を突破し、実店舗の展開にまで至りました。この成功体験がBEEという新たな事業体を立ち上げる大きな契機になったことは間違いありません。

BEE株式会社の副社長にはGoogleでYouTubeクリエイター事業の責任者を長年務めた山本光さんが就任しています。ヒカキンさんのクリエイティブ、鎌田さんの経営・資金調達の実績、山本さんのプラットフォーム知識という三者の組み合わせは、「YouTuberの副業」の域をはるかに超えた本格的な事業体の誕生を示しています。


11. ギルティ炭酸「NOPE(ノープ)」との比較が話題に——ONICHAは今後どうなる?

「ONICHA」の登場とほぼ同時期に飲料業界を席巻した商品があります。サントリーが2026年3月24日に発売した炭酸飲料「ギルティ炭酸 NOPE(ノープ)」です。両商品の対比がSNSを中心に大きな話題を集め、奇妙な形での相乗効果を生んでいます。

11-1. ギルティ炭酸「NOPE」とはどんな商品か

「NOPE」は「液体ジャンクフード」というコンセプトを掲げたサントリーの新炭酸飲料です。砂糖ではなく果糖ぶどう糖液糖をふんだんに使い、99種類以上のフレーバーをブレンドすることで脳が喜ぶ甘さを追求しています。600mlペットボトル1本あたりのカロリーは約336kcalという驚異的な数値で、「ストレスを溶かす、欲望のままに楽しむ背徳的な炭酸」として特に若年層をターゲットにした大規模なプロモーションが展開されました。価格は600mlで税別200円です。

11-2. SNSで話題になった「NOPE vs ONICHA」の構図

「カフェインゼロ・無添加・健康志向のONICHA」と「超高カロリー・添加物満載の背徳炭酸NOPE」という、コンセプトが対極にある2商品がほぼ同時期に登場したことで、SNSでは比較コメントが相次ぎました。「健康の代表vs罪悪感の代表」という構図が分かりやすく、飲み比べを楽しむ投稿も多数見られました。

ヒカキンさんは釈明動画の後半で実際に両商品を飲み比べる場面を設け、「NOPEを飲んだ後にONICHAを飲むと倍美味い」「セットで買ってください」と笑顔で語りました。競合他社の商品を排除するのではなく、むしろユーモアを交えてともに楽しむ姿勢を見せたこの対応は、「麦茶は退屈と表現して他社を下げた」という批判に対する一種の答えとしても機能し、好意的に受け取られています。

11-3. 今後のONICHAはどうなるか——改善と展望

炎上という荒波を経験したONICHAですが、ヒカキンさんは「今のままのONICHAで終わらせるつもりはなく、皆さんと一緒にさらにいいものに育てていきたい」と明言しています。今後の展開において注目すべきポイントをまとめます。

まず国産大麦の導入については、早ければ2026年10月を目標に製造チームが調整を進めています。この変更が実現すれば「日本の麦茶変えるぞ」というスローガンとの整合性が高まり、消費者の信頼回復に直接的につながるはずです。

ブランドの勢いという観点では、ONICHA公式Xのフォロワーが発表から数日で11万人を超え、インプレッション数が10億に達する勢いであることがヒカキンさん自身から報告されています。炎上騒動による負の注目も含め、商品の認知度という点では異例のスタートを切ったといえます。

さらに「鬼みくじ」やSNSキャンペーン、イベントといった継続的な仕掛けによってファンとの接点を保ちながら、商品の改良を重ねていくというのがBEEの戦略です。「みそきん」が回を重ねるごとに支持を固めていったように、ONICHAもブランドとしての成長余地は十分にあるとみられています。

一方で、発売直後の品薄リスクや、149円という価格に対する評価、国産化が本当に実現するかどうかの注目など、課題と試練も残っています。ヒカキンさんとBEE株式会社が消費者の声に誠実に向き合い続けることができるかどうかが、ONICHAの長期的な成否を分けるカギになるでしょう。

11-4. インフルエンサーマーケティングの光と影——今回の騒動が示した教訓

今回のONICHA騒動は、インフルエンサーマーケティングが持つ構造的な特性を改めて可視化した事例でもあります。

ヒカキンさんのように極めて高い好感度を持つインフルエンサーが商品を展開する場合、消費者の期待値はそのイメージに引っ張られて高くなります。「聖人系YouTuber」と称されるほどのクリーンなイメージを持つヒカキンさんが作る商品だからこそ、わずかな表現のずれや理念と現実のギャップが「裏切り」として受け取られやすくなります。いわば「高好感度の反動」ともいえる現象です。

一方で、同じ高好感度が危機管理においては強力なアドバンテージとして機能します。釈明動画を公開してわずか数日でコメント欄の空気が「批判」から「応援」へと変化しつつある背景には、ヒカキンさんへの長年の信頼の積み重ねがあります。謝罪の言葉が素直に届くのも、普段からの誠実な姿勢への信頼があってこそです。

企業がインフルエンサーとコラボして商品を作る際、あるいはインフルエンサー自身が商品を作る際には、「そのインフルエンサーのイメージと商品のコンセプトが本当に一致しているか」「スローガンと実態に整合性があるか」「プロモーションが視聴者の心理を正確に理解しているか」という点を丁寧に検証することの重要性を、今回の騒動は改めて示しています。ヒカキンさんが語った「もっとよくなるものに育てていきたい」という言葉が実践されていくとすれば、ONICHAは炎上から成長したブランドの事例として語り継がれる可能性があります。


12. ヒカキンのONICHA炎上騒動のまとめ——誰が低評価デマを流したか、炎上の理由、国産化の現在地

「ONICHA」をめぐる一連の出来事は、現代のインフルエンサーマーケティングが持つ構造的な課題を鮮明に映し出した事例として、今後も参照され続けるものになるかもしれません。最後に、今回の騒動の要点を整理してまとめます。

  • 炎上の第一の理由は「麦茶は退屈・地味」という表現で、発表動画での言葉が既存麦茶の否定と受け取られ批判を集めた。ヒカキンさんは「良くない表現だった」と謝罪し、本来の意図は「子どもが喜んで選べる麦茶を作りたかった」という親目線のものだったと説明した。
  • 炎上の第二の理由は「日本の麦茶変えるぞ」というスローガンと外国産大麦(カナダ・オーストラリア産)の使用との矛盾。「みそきん」での品薄の反省から安定供給を優先した結果だったが、2026年10月を目処に国産大麦への切り替えを進めると表明した。
  • 炎上の第三の理由は、発表前に1週間以上続いた謎の「海の生配信」が視聴者に心配や反発を招いたこと。ヒカキンさんは「張り切りすぎて空回りした」と謝罪している。
  • 低評価デマについては、「90%以上が高評価で低評価は1割未満」が実態であり、デマを流した人物に対してはすでに証拠を保全し、情報開示請求の手続きが進行中。
  • 誹謗中傷や家族への攻撃についても同様に法的措置が進んでおり、ヒカキンさんはネット上での誹謗中傷の深刻さに強い懸念を示している。
  • ONICHAの購入情報は、税込149円・600ml・全国のセブン-イレブンで4月21日午前7時発売。初回700万本以上の製造規模。
  • メーカー情報は、販売元がBEE株式会社、製造はチェリオコーポレーションが担当。
  • 新会社BEE株式会社の共同代表にはUUUM元会長・鎌田和樹さんが就任。2024年10月設立で、約1年半にわたり水面下で準備が進められていた。
  • ヒカキンさんと鎌田さんの関係はUUUMの創業にまで遡る長年のもので、みそきんの成功を土台に本格的な事業体として再出発している。
  • NOPEとの比較はSNSで話題を呼び、ヒカキンさん自身も飲み比べを行い「セットで買ってください」と笑顔でPRした。
  • ONICHAの今後は、国産化・ブランドとしての成長・継続的な企画展開が鍵。ヒカキンさんは「皆さんと一緒に育てていきたい」と意欲を見せている。

炎上という形で大きな注目を集めながらも、ヒカキンさんが迅速かつ誠実に対応したことで、ONICHAへの見方は徐々に変わりつつあります。2026年10月の国産大麦導入が実現するかどうか、そして発売直後の市場の反応がどうなるかが、今後の最大の注目点です。

炎上を経験したブランドが長期的に成功するかどうかは、その後の対応と商品の質で決まります。謝罪と改善策の提示というプロセスを迅速に完了させたヒカキンさんとBEEの判断は、危機管理の観点から評価できます。一方、批判の声の一部には「国産でない麦茶で日本を変えるというのはどうなのか」「価格設定が強気すぎる」という本質的な問いも含まれており、それらに商品の質と改善の積み重ねで答えていくことが求められます。

4月21日の発売日以降、全国のセブン-イレブンで実際に手に取った消費者の生の声が集まり始めるはずです。「地味な麦茶を主役に」という理念が商品の味わいとデザインによって実感できるものになっているかどうか——その答えは、最終的に消費者のコップの中に宿っています。ヒカキンさんが「皆さんと一緒に育てていきたい」と語ったように、ONICHAは発売後も変化し続けていくことが予告されており、その成長の過程を見守ることができる商品であるといえるでしょう。

ヒカキンさんのような発信者が商品をプロデュースする際、その商品は単なる飲料ではなく「共同作業の成果物」という意味を持ちます。視聴者・消費者が意見を述べ、作り手がそれに応答し改善していくというサイクルがSNS時代には可視化されており、ONICHAはその最も象徴的な事例になりつつあります。国産大麦への切り替え表明がその一例であり、今後も同様の対話と改良が積み重ねられることが期待されます。

日本の飲料市場は成熟しており、大手メーカーが長年の信頼と大規模な流通網を持つ中でインフルエンサー発の新商品が根付くのは容易ではありません。しかしヒカキンさんが持つ1960万人という視聴者基盤と、BEE株式会社が持つビジネス設計の本格性、そして消費者の声を迅速に吸収する姿勢は、既存の構造を変える可能性を秘めています。「日本の麦茶を変える」というスローガンが掛け声ではなく現実になる日が来るかどうか、2026年以降の展開を引き続き注目していく必要があります。