【画像】来来亭のウジ虫が出たのはどこの店舗？場所を特定！原因とハエの種類、何があったかを徹底解説

2025年6月9日、人気ラーメンチェーン「来来亭」のラーメンに関する衝撃的な動画がX（旧Twitter）に投稿され、瞬く間に拡散される事態となりました。投稿された動画には、チャーシューの中でうごめく複数の白い幼虫、いわゆる「ウジ虫」の姿がはっきりと映し出されており、多くの人々に衝撃を与えています。

お気に入りのラーメン店で起きたこの出来事に、不安や疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。一体どこの店舗で何があったのか、そしてなぜこのような事態が発生してしまったのか、その原因や理由が気になるところです。

この記事では、大きな騒動となった来来亭のウジ虫混入問題について、以下の点を徹底的に調査し、詳しく解説していきます。

騒動の発端から来来亭の対応まで、何があったのかを時系列で詳しく解説
ウジ虫チャーシューが提供されたのは、どこの店舗なのか場所を特定
なぜチャーシューにウジ虫が混入したのか、その原因と理由を専門的な視点から深く考察
混入したウジ虫の種類は何か、ネット上の説もあわせて検証
同様の飲食店での衛生問題や、私たちが知っておくべき再発防止策

本記事を最後までお読みいただくことで、今回の騒動の全容と背景にある問題を理解し、飲食店を利用する上での衛生意識を高める一助となるはずです。

1. 来来亭でウジ虫チャーシュー騒動が発生！何があったのか時系列で解説

今回の騒動は、一人のユーザーによるXへの投稿がきっかけでした。多くの人が利用する有名ラーメンチェーン店での出来事だっただけに、情報は瞬く間に広がり、大きな波紋を呼びました。ここでは、事の発端から来来亭本社の対応、そしてその後の状況までを時系列に沿って詳しく見ていきましょう。

1-1. 発端はX（旧Twitter）への衝撃的な動画投稿

2025年6月9日、あるXユーザーが「昨日来来亭でラーメンを食べようとしたらウジ虫が..お気に入りの店だったので残念です」というコメントと共に、一本の動画を投稿しました。動画には、ラーメンのトッピングであるチャーシューの内部で、数匹の小さな白い幼虫がうごめいている様子が鮮明に記録されていました。

投稿者によると、猫舌であったため餃子をラーメンのスープで冷ましていたところ、スープの表面で脂が不自然に動いていることに気づき、よく見てみるとウジ虫を発見したとのことです。動画では、チャーシューの繊維の間を3匹の幼虫が這い回る様子が確認でき、その衝撃的な内容から「どれがウジ虫？」と、かえって注目を集める形で拡散が加速しました。

店員にこの事実を伝えたところ、謝罪があり、同じラーメンの作り直しと餃子2個の追加提供を提案されたそうですが、投稿者は当然ながら食欲を失い、食べることはできなかったと綴っています。

1-2. 来来亭本社の迅速な対応と臨時休業の発表

この投稿が拡散された後、来来亭の本部から投稿者へ直接連絡がありました。本部はすでにどの店舗での出来事かを把握しており、状況確認と原因調査を行うことを約束。その上で、調査が完了するまで該当の投稿を非表示にしてほしいと依頼したといいます。この依頼を受け、投稿者は元のポストと動画を削除しました。

しかし、動画はすでに多くのユーザーによって保存・転載されており、YouTubeなどの動画サイトで今も閲覧できる状態にあります。

そして同日、来来亭は公式サイトで「臨時休業のお知らせ」を発表。異物混入の事実があったことを認め、該当店舗を当面の間、臨時休業とすることを明らかにしました。SNSでの騒動発生からわずか数時間という、極めて迅速な対応でした。

1-3. ネット上の反応と投稿者のアカウント制限

この一連の出来事に対し、ネット上では様々な意見が飛び交いました。「これはさすがにひどい」「衛生管理はどうなっているんだ」といった店舗への批判的な声が多く上がる一方で、「店名を晒すのはやりすぎだ」といった投稿者への批判も見られました。

こうした批判的な意見の中には、投稿者に対する通報もあったとみられ、その後、投稿者のXアカウントは「不審な操作があった」として一時的に閲覧が制限される状態となりました。告発した側が批判され、アカウント制限まで追い込まれるという事態は、SNSでの情報発信の難しさを物語っています。

2. ウジ虫チャーシューが出たのはどこの店舗？場所を特定

この問題を受けて、多くの人が最も知りたい情報の一つが「一体どこの店舗で発生したのか？」ということでしょう。衛生管理に関わる重大な問題であるため、利用客が不安に思うのは当然です。来来亭本社の公式発表により、発生店舗は明確にされています。

2-1. 発生店舗は「来来亭浜松幸店」

来来亭が公式サイトで発表した内容によると、ウジ虫の混入が確認されたのは以下の店舗です。

店舗名	来来亭浜松幸店（らいらいていはままつさいわいてん）
住所	〒433-8123 静岡県浜松市中央区幸１丁目３−１８
現在の状況	2025年6月10日より無期限の臨時休業中

来来亭は発表の中で、「皆様にご心配、ご迷惑を、お掛けしまして誠に申し訳ございません」と謝罪し、保健所にも連絡の上で原因調査を早急に進めていることを報告。再発防止と衛生管理の徹底を改めて強化するとしています。

2-2. 他店舗での衛生問題も指摘される事態に

今回のウジ虫混入騒動と時を同じくして、別の来来亭店舗に関する衛生面の指摘もSNSに投稿されました。それは、福岡県にある店舗のもので、入口付近に置かれたホコリが溜まったサーキュレーターの風で、洗浄後のコップを乾かしているという写真付きのポストでした。

この投稿が事実であるかは確認が必要ですが、ウジ虫騒動と相まって、来来亭全体の衛生管理体制に対する利用者の不信感を増幅させる一因となったことは否定できません。

3. なぜチャーシューにウジ虫が？混入した原因と理由を徹底考察

ラーメンのチャーシューといえば、高温で煮込まれて調理されるのが一般的です。では、なぜ生きたウジ虫がチャーシューの内部に存在し得たのでしょうか。この謎を解き明かすには、虫の生態と調理工程の両面から原因を考える必要があります。専門家の見解も踏まえ、混入経路と理由を徹底的に考察します。

3-1. 原因として最も可能性が高いのは「センチニクバエ」の産卵

今回の混入原因として、最も有力視されているのが「センチニクバエ」という種類のハエです。センチニクバエには、他のハエとは異なる特異な生態があります。

卵ではなく幼虫を産む（卵胎生）: 多くのハエが卵を産むのに対し、センチニクバэはメスの体内で卵を孵化させ、直接幼虫（ウジ虫）を産み付けます。これにより、わずか数十秒という短時間で産卵（産仔）が完了します。
肉や魚を好む: 動物の死骸や生肉、魚など、タンパク質が豊富な場所に好んで幼虫を産み付けます。調理済みのチャーシューも格好のターゲットとなります。
潜り込む習性: 産み付けられた幼虫は、エサである肉の内部へと潜り込んでいく強い習性があります。これにより、表面から見ただけでは発見が困難になります。

動画に映っていた幼虫の形状や動き、そして発生場所が調理済みの肉であったことを考えると、センチニクバエの幼虫である可能性が極めて高いと結論付けられます。

3-2. チャーシュー内部への侵入経路とタイミングを分析

では、センチニクバエはどのタイミングでチャーシューに幼虫を産み付けたのでしょうか。考えられる侵入のタイムラインは以下の通りです。

調理後の冷却・常温放置（最も可能性が高い）: チャーシューは、大きな塊で調理された後、スライスしやすいように、また味を染み込ませるために、ある程度の時間、常温で冷却（放冷）されます。この冷却中に厨房に侵入したセンチニクバエが、チャーシューの表面に幼虫を産み付けたと考えるのが最も自然です。
幼虫の内部への潜行: 産み付けられた幼虫は、肉の柔らかい部分や脂身と赤身の隙間などから、数時間のうちに内部へと潜り込んでいきます。6月という時期はハエの活動が活発になる気温（25℃前後）であり、幼虫の成長や活動も早まります。
加熱殺菌を免れた可能性: ラーメンに盛り付ける直前に再加熱されることが多いですが、チャーシューがスープに完全に浸かっていない場合や、背脂などでコーティングされた部分があった場合、内部まで十分に熱が伝わらず、幼虫が生き残ってしまった可能性があります。ニクバエの幼虫は比較的高温に耐えるという報告もあり、短時間の加熱では死滅しなかったことも考えられます。

3-3. 衛生管理上の問題点とは？

今回の事件は、センチニクバエの特殊な生態が引き金となった可能性が高いですが、それ以前に店舗側の衛生管理に何らかの問題があったと指摘せざるを得ません。具体的には、以下のような点がリスク要因として挙げられます。

害虫侵入対策の不備: 厨房の窓やドアが開放されていた、網戸が破損していたなど、ハエのような飛翔昆虫が容易に侵入できる環境があったのではないか。
食材の不適切な温度・時間管理: 調理済みの食材を長時間常温で放置するなど、HACCP（ハサップ）の考え方に沿った衛生管理の基本が徹底されていなかった可能性。特に肉類を常温で放置することは、食中毒菌の増殖だけでなく、害虫の産卵リスクも著しく高めます。
監視体制と意識の欠如: 厨房内でハエを一匹でも見かけた時点で、食材への混入リスクを想定し、在庫を廃棄するなどの対応が求められます。そうした危機意識が十分でなかったのかもしれません。

4. 混入したウジ虫の種類は特定されている？ネギハモグリバエの可能性は？

SNSでは当初、投稿者が「ネギハモグリバエの幼虫ではないか」と推測したことから、その可能性についても言及されていました。しかし、専門的な見地から見ると、その可能性は低いと考えられています。ここでは、なぜセンチニクバエが有力なのか、そしてネギハモグリバエ説がなぜ考えにくいのかを比較して解説します。

4-1. 専門家が指摘する最も有力な種類は「センチニクバエ」

改めて、動画の様子とセンチニクバエの幼虫の特徴を比較してみましょう。

判定材料	動画の様子	センチニクバエ幼虫の特徴	合致度
体色・形状	乳白色で円筒形。先が尖っているように見える。	乳白色の円筒形で、前端が細く後端が太い。	非常に高い
大きさ	3mm前後に見える。	孵化直後の1齢幼虫は2～4mm程度。	非常に高い
発生場所・エサ	豚肉のチャーシュー内部。	肉類、魚類、動物の死骸などを好む。	完全に一致
動き方	肉の繊維に沿って潜るように動いている。	強い潜行性があり、エサの内部に潜り込む。	非常に高い

このように、あらゆる特徴がセンチニクバエ（またはその近縁のニクバエ科）の幼虫と一致しており、専門家の間でもこの見方が支配的です。

4-2. 投稿者が推測した「ネギハモグリバエ」はなぜ違うのか？

一方で、当初名前が挙がったネギハモグリバエは、その生態が今回のケースとは大きく異なります。

食性が全く違う: ネギハモグリバエの幼虫は、その名の通り、ネギやタマネギ、ニラといったネギ類の植物の葉の内部に潜り込み、葉肉を食べて成長します。肉や動物性脂肪を消化する能力はなく、チャーシューのような環境では生きていけません。
生態が一致しない: 動画の幼虫は肉の繊維の間を移動していましたが、ネギハモグリバエは植物の組織内でしか活動できません。

おそらく、ラーメンのトッピングであるネギに付着していた虫ではないか、という連想からこの名前が挙がったものと推測されますが、生態学的な観点から見れば、ネギハモグリバエが原因である可能性は限りなく低いと言えるでしょう。

5. 他の飲食店でも食中毒事件が発生！ラーメン店の衛生問題

奇しくも、来来亭のウジ虫騒動とほぼ同時期に、別のラーメン店でも食中毒事件が発生し、報道されました。食の安全という観点から、これらの事例もあわせて見ておくことは、問題の背景を理解する上で重要です。

5-1. 神戸市「METRO RAMEN」でのカンピロバクター食中毒事件

2025年6月7日、神戸市は中央区にある「METRO RAMEN」で食事をした客8人が下痢や発熱などの症状を訴え、カンピロバクターによる食中毒と断定したと発表しました。保健所の調査によると、原因は「加熱不十分」な鶏チャーシューが提供されたことにあるとされています。この店は、発表を受けて3日間の営業停止処分となりました。

この事件は、チャーシューという共通の食材が原因であり、加熱管理の重要性を改めて浮き彫りにしました。ウジ虫混入とは原因が異なりますが、調理工程におけるわずかな管理の不徹底が、食の安全を脅かす重大な事態につながるという点で共通しています。

5-2. 飲食店が学ぶべき教訓と再発防止策

今回の来来亭の事件、そしてMETRO RAMENの事件から、すべての飲食店が学ぶべき教訓は数多くあります。再発を防止するためには、以下のような対策の徹底が不可欠です。

物理的な害虫対策の徹底: 厨房や食材保管場所への虫の侵入を防ぐため、防虫ネットやエアカーテンの設置、ドアや窓の開閉管理を徹底する。
HACCPに沿った衛生管理: 食材の中心温度や加熱時間を管理する「重要管理点」の考え方を導入し、特に調理後の冷却工程における温度と時間の管理を厳格に行う。調理済み食材を常温で長時間放置しない。
従業員の衛生意識の向上: 厨房内でハエなどの害虫を発見した場合のリスクを全従業員が共有し、発見時には速やかに食材のチェックや廃棄を行う体制を整える。
迅速で誠実なクレーム対応: 万が一、問題が発生した際には、来来亭が今回見せたように、事実を迅速に認めて公表し、原因究明と再発防止に真摯に取り組む姿勢が、企業の信頼回復につながります。

6. まとめ

今回は、2025年6月に発生した来来亭のウジ虫チャーシュー混入騒動について、その経緯、原因、そして背景にある問題を詳しく解説しました。最後に、本記事の要点をまとめます。

何があった？: 2025年6月9日、Xに来来亭のラーメンのチャーシューからウジ虫が出てきたという動画が投稿され、騒動に発展しました。
どこの店舗？: 発生店舗は、静岡県浜松市中央区にある「来来亭浜松幸店」です。同店は現在、無期限の臨時休業となっています。
原因・理由はなぜ？: 調理後に常温で放置されたチャーシューに、肉を好む「センチニクバエ」が直接幼虫を産み付け、その幼虫が内部に潜り込んだことが最も有力な原因と考えられます。
ウジ虫の種類は？: 専門家の見解では、センチニクバエ（またはニクバエ科）の幼虫である可能性が極めて高いです。ネギハモグリバエ説は生態が合わず、誤認の可能性が高いとみられています。
事件の教訓: この一件は、「加熱調理したから安全」という思い込みの危険性と、調理後の食材管理、特に常温放置のリスクを明確に示しました。害虫が活発になる夏季は、特に厳重な衛生管理が求められます。