2025年6月11日、国民民主党が元衆議院議員・山尾志桜里氏の参院選比例代表の公認を取り消すという衝撃的なニュースが飛び込んできました。この決定の背景には、過去のW不倫スキャンダルが大きく影響していると見られています。
一体、山尾志桜里氏の身に何があったのでしょうか？この記事では、多くの人が疑問に思っているであろう以下の点について、報道内容を基に徹底的に掘り下げていきます。
- なぜ国民民主党の公認が取り消されたのか？その決定的な理由とは？
- 世間を騒がせた倉持麟太郎弁護士とのW不倫問題で、山尾氏は具体的に何をしたのか？
- 不倫疑惑に関する記者会見で、山尾氏は何を語り、何を語らなかったのか？
- W不倫が招いた悲劇、倉持麟太郎弁護士の元妻が亡くなった死因は何だったのか？
- 山尾氏の家族（元夫・山尾恭生氏、子供）の現在はどうなっているのか？
- 「地球5周分」と揶揄されたガソリン代問題など、過去の不祥事の真相は？
この記事を読めば、山尾志桜里氏を巡る一連の騒動の経緯から真相、そして関係者の現在まで、そのすべてが明らかになります。複雑に絡み合った情報を、時系列に沿って分かりやすく解説していきます。
1. 山尾志桜里氏、国民民主党の公認取り消しへ！その驚きの理由とは？
2025年夏の参院選への出馬を目指していた山尾志桜里氏ですが、国民民主党からの公認が突如として取り消される事態となりました。擁立発表からわずか1ヶ月での急転直下の方針転換は、政界に大きな衝撃を与えました。ここでは、その公認取り消しに至った経緯と、決定的な理由について詳しく見ていきましょう。
1-1. 公認取り消しに至るまでの経緯を時系列で解説
山尾志桜里氏の公認取り消しに至るまでの流れは、非常にスピーディーでした。一体、この1ヶ月で何が起きたのでしょうか。時系列で整理してみましょう。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2025年5月14日 | 国民民主党が、山尾志桜里氏を参院選比例代表候補として擁立することを発表。 |
| 2025年5月中旬〜6月上旬 | 擁立発表後、SNSを中心に過去のW不倫スキャンダルや政治資金問題が再び注目され、批判が殺到。党の支持率も下落傾向に。 |
| 2025年6月10日 | 山尾氏が記者会見を実施。過去の疑惑について謝罪するも、不倫の事実関係については明言を避ける。 |
| 2025年6月11日 | 国民民主党が両院議員総会を開き、山尾氏の公認見送りを正式に決定。事実上の公認取り消しとなる。 |
このように、擁立発表が引き金となり、過去の問題が再燃。その火消しのために開いた記者会見が、結果的に公認取り消しの決定打となってしまったのです。
1-2. なぜ公認が取り消されたのか？最大の理由はW不倫問題への批判再燃
公認が取り消された最大の理由は、やはり2017年に報じられた倉持麟太郎弁護士とのW不倫問題に対する世論の根強い批判でした。国民民主党が山尾氏の擁立を発表すると、SNSでは「なぜ不倫問題を起こした人物を公認するのか」「説明責任を果たしていない」といった厳しい意見が噴出しました。
この批判は党の支持者や地方組織にも広がり、党本部には苦情の電話やメールが殺到したと報じられています。実際に、複数の世論調査で国民民主党の支持率が急落する「山尾ショック」とも呼べる現象が起きました。党執行部としては、目前に迫った都議選や参院選への悪影響を食い止めるため、”山尾切り”という苦渋の決断を下さざるを得なかった、というのが実情のようです。
1-3. 決め手となった2025年6月10日の記者会見で山尾志桜里氏が言ったこと
追い込まれた山尾氏は、2025年6月10日に記者会見を開き、疑惑の払拭に努めました。会見の冒頭では、「当時の自分の行動、ご指摘を受けた時の対応、極めて未熟だったと心から反省しております」と謝罪の言葉を述べました。
しかし、核心部分である不倫の事実関係についての質問が及ぶと、「大変申し訳ありませんが、当時お話した以上のことをこの場で新しく、言葉を紡ぐことはどうかご容赦いただければ」「私が今新たにお話すればさまざまなご迷惑をおかけすることになる」などと繰り返し、事実上の”回答拒否”に終始しました。
この煮え切らない態度は、火に油を注ぐ結果となります。「説明責任を果たすための会見ではなかったのか」という批判がさらに高まり、党内外から「これでは戦えない」という声が噴出。この会見が、公認取り消しの最後の引き金を引いたことは間違いないでしょう。
2. 山尾志桜里氏のW不倫スキャンダル！一体何をしたのか？
今回の公認取り消しの根源となったW不倫スキャンダル。民進党のホープと期待されていた山尾氏が、なぜこのような問題を起こしてしまったのでしょうか。2017年に報じられた内容を基に、その詳細を振り返ります。
2-1. 発覚のきっかけ！週刊文春が報じた倉持麟太郎弁護士との密会
このスキャンダルが世に出たのは、2017年9月のことでした。「週刊文春」が、当時既婚者だった山尾氏と、同じく妻子ある弁護士・倉持麟太郎氏のW不倫疑惑を報じたのです。
記事によると、2人は1週間に4回もの頻度で密会を重ねていたとされています。具体的な内容としては、
- 都内のイタリアンレストランでの食事
- 倉持氏が借りていたマンションでの宿泊
- 高級ホテルでの「お泊まりデート」
などが写真付きで生々しく報じられました。特に、山尾氏が民進党の幹事長に内定した直後の9月2日、名古屋でのイベント後に2人で新幹線で帰京し、時間差で品川のホテルに入室していく様子は、多くの人に衝撃を与えました。
2-2. 山尾志桜里氏は当時の会見で何を言った？男女関係を完全否定
報道を受けて、山尾氏は2017年9月7日に記者会見を開き、民進党からの離党を表明しました。しかし、疑惑の核心については「（倉持氏とは）男女の関係はありません」と明確に否定。「政策ブレーンとして具体的な政策の立案などのお手伝いを頂いた」と、あくまで仕事上の関係であると主張しました。
また、ホテルに宿泊したことについても「私1人で宿泊した」と説明しましたが、記者からの質疑応答は受け付けずに一方的に会見を打ち切ったため、「説明になっていない」とさらなる批判を浴びることになりました。男女関係がないのであれば、なぜ離党までする必要があったのか、という根本的な疑問に答えることはありませんでした。
2-3. 山尾志桜里氏と倉持麟太郎弁護士の馴れ初めは？
2人の出会いは、政策に関する議論がきっかけだったとされています。倉持氏は当時、憲法問題などに詳しい新進気鋭の弁護士としてメディアにも登場していました。山尾氏が自身のライフワークとする憲法改正や待機児童問題などで倉持氏にアドバイスを求めるうちに、2人は意気投合し、親密な関係に発展したとみられています。
山尾氏は不倫報道後も倉持氏との関係を断つことはなく、同年11月にはなんと自身の「政策顧問」に起用することを発表。この大胆な行動は世間を驚かせ、「公私混同ではないか」という批判をさらに強める結果となりました。
3. W不倫が招いた悲劇…倉持麟太郎弁護士の元妻の死因は何だったのか？
このW不倫スキャンダルは、単なる芸能ゴシップでは終わりませんでした。倉持麟太郎弁護士の元妻・A子さんが自ら命を絶つという、非常に痛ましい結末を迎えています。彼女の死は、この問題の深刻さを物語っています。
3-1. 倉持麟太郎氏の元妻A子さんはどんな人だった？
倉持氏の元妻であったA子さんは、元キャビンアテンダント（CA）だったと報じられています。2015年に倉持氏と結婚し、同年には長男が誕生。幸せな家庭を築いていたはずでした。
しかし、2017年8月、A子さんは「左脳大脳動脈狭窄症」という病気を患い、医師から脳梗塞のリスクを指摘されていました。夫である倉持氏の勧めで、長男を連れて実家で療養していたまさにその最中に、夫の不倫が発覚したのです。
3-2. 夫の裏切りと離婚、そして親権を奪われる苦悩
病気の療養中に夫の裏切りを知ったA子さんの衝撃は計り知れません。倉持氏から一方的に離婚を切り出され、2017年11月に離婚が成立。当時2歳だった長男の親権は、倉持氏が持つことになりました。
A子さんは2018年3月、「週刊文春」に手記を寄せ、「彼女（山尾氏）は夫婦の寝室にまで上がり込んで、私の全てを奪っていった」「せめて、愛する息子だけでも私の手許に戻して欲しい」と、その悲痛な胸の内を告白しています。最愛の息子と引き離された苦しみは、彼女の心を深く蝕んでいきました。
3-3. 報じられた死因と山尾志桜里氏の反応
夫に裏切られ、愛する息子とも引き離されたA子さんは、その後うつ病と診断され、休職を余儀なくされます。そして2020年10月3日、A子さんは自宅で自ら命を絶ちました。報道によれば、死因は自殺でした。
この悲劇的な事実について、山尾志桜里氏は2025年6月10日の記者会見で問われた際、「私は事情を存じ上げません。そういう中で、何か今私がこの場で思いを皆さんに伝えることがどうしてもできません」と、他人事のような発言に終始しました。この無機質な対応は、多くの人々の怒りと失望を買いました。
4. 山尾志桜里氏の家族構成は？元夫や子供の現在は？
一連の騒動は、山尾志桜里氏自身の家庭にも大きな影響を及ぼしました。離婚した元夫はどのような人物で、一人息子の現在はどうなっているのでしょうか。
4-1. 元夫・山尾恭生氏とはどんな人？学歴や経歴を調査！
山尾志桜里氏の元夫は、山尾恭生（やまお やすお）氏です。志桜里氏と同じ1974年生まれで、東京大学法学部を卒業しています。大学卒業後はNTTに勤務しましたが、すぐに起業。IT起業家として、女性向けコミュニティサイト「凛（LIN）」を立ち上げ、これを2004年に数億円でライブドアに売却した経歴を持つ実業家です。
ライブドアでは上級執行役員を務めましたが、ライブドア事件を機に退社。その後も複数の会社を経営しています。志桜里氏とは司法修習生時代に出会い、2006年に結婚。しかし、不倫報道後の2018年2月に協議離婚が成立しました。
4-2. 子供の親権はどちらに？小学校は聖徳学園という噂は本当？
山尾志桜里氏と元夫の恭生氏との間には、2011年1月生まれの長男が一人います。2025年現在、14歳の中学生です。
離婚時の取り決めは少し特殊で、親権は母親である志桜里氏が、監護権（子供と一緒に暮らし世話をする権利）は父親である恭生氏が持つことで合意しました。しかしその後、面会交流をめぐってトラブルとなり、2021年には恭生氏が志桜里氏を相手取り、損害賠償を求める訴訟を起こしています。
また、お子さんの小学校について「聖徳学園ではないか？」という噂がありますが、これは山尾志桜里氏自身が聖徳学園小学校の出身であることから広まった推測のようです。お子さんが実際に通っている学校名については、プライバシーの観点から公表されていません。
4-3. 山尾志桜里氏は再婚した？現在の相手は誰？
2018年に山尾恭生氏と離婚して以降、山尾志桜里氏が再婚したという公式な情報はありません。不倫相手と報じられた倉持麟太郎氏とは、その後も政策顧問と政治家という形で公的な関係を続け、プライベートでも交流が続いていると報じられていますが、入籍はしていないようです。
倉持氏の元妻が亡くなっているという事情もあり、再婚には慎重になっている可能性も考えられます。2021年に議員を引退してからは本名の「菅野志桜里」で活動しており、2025年現在も独身であるとみられています。
5. 倉持麟太郎弁護士とは何者？学歴・経歴や現在の活動
山尾志桜里氏のスキャンダルに、キーパーソンとして常に名前が挙がる倉持麟太郎弁護士。彼は一体どのような人物なのでしょうか。その経歴や現在の活動についてまとめました。
5-1. 倉持麟太郎氏の輝かしい学歴と弁護士としての経歴
倉持麟太郎氏は1983年生まれの弁護士です。その学歴は非常に華やかです。
- 慶應義塾大学 法学部 法律学科 卒業
- 中央大学 法科大学院 修了
2012年に弁護士登録（第二東京弁護士会）し、2014年には「弁護士法人Next」を設立、代表弁護士を務めています。離婚・男女問題や企業法務を専門分野とし、弁護士としての腕は確かだと評価されています。また、憲法問題にも詳しく、TOKYO MXの『モーニングCROSS』にコメンテーターとして出演するなど、メディアでも活躍していました。
5-2. 倉持麟太郎氏の現在は何をしている？
現在も倉持麟太郎氏は「弁護士法人Next」の代表弁護士として活動を続けています。山尾志桜里氏が政界を引退して以降、公の場で2人が共に活動する機会は減りましたが、関係が続いている可能性は複数のメディアで報じられています。
一方で、元妻の死や、その後の懲戒請求など、プライベートな問題が彼の弁護士活動に影を落としている側面も指摘されています。
5-3. 倉持麟太郎氏の息子さんは今どうしている？
倉持氏と亡くなった元妻A子さんとの間には、2015年生まれの息子さんがいます。離婚後、親権は倉持氏が持ち、息子さんを一人で育てています。母親であるA子さんを亡くした息子さんが現在どのような生活を送っているのか、詳細はプライバシーの問題もあり公表されていませんが、父親である倉持氏のもとで暮らしているとみられています。
6. 山尾志桜里氏のその他の不祥事・スキャンダル
山尾志桜里氏を巡っては、W不倫問題以外にもいくつかの不祥事が報じられてきました。特に有名な「ガソリン代問題」などを振り返ります。
6-1. 「地球5周分」ガソリン代の不正使用疑惑とは？
2016年、山尾氏が代表を務める政党支部で、巨額のガソリン代が計上されていることが発覚し、「ガソリーヌ」と揶揄されるきっかけとなりました。特に2012年には、1年間で約230万円ものガソリン代が計上されており、これは走行距離に換算すると地球約5周分に相当すると報じられました。さらに後の調査で、実際には約430万円（地球約9周分）に上ることが判明しています。
この問題に対し、山尾氏は「すでに退職した公設秘書が、他人の不要なレシートを使って不正に経費を請求し、着服していた」と説明。自身の監督責任を謝罪したものの、秘書の単独犯行であると主張し、刑事告訴は見送りました。このため、真相は完全には解明されないままとなっています。
6-2. 議員パスの不適切使用問題
2021年には、国会議員に与えられるJR全線無料の「議員パス（特殊乗車券）」を、私的な目的で繰り返し使用していたことが「週刊文春」に報じられました。報道によると、マッサージ店や買い物、そして倉持麟太郎氏の自宅へ向かう際などに議員パスを使用していたとされています。
この件について山尾氏は事実を認め、「深く反省しています」とSNSで謝罪。国民民主党の玉木雄一郎代表から厳重注意処分を受けました。
7. 山尾志桜里氏の華麗なる学歴と経歴！アニー役の過去も
数々のスキャンダルが報じられる一方で、山尾志桜里氏の経歴は非常に華やかです。その異色のキャリアは、彼女という人物を理解する上で欠かせない要素です。
7-1. 幼少期はミュージカル「アニー」の主役だった！
山尾氏は小学生時代、1万人以上のオーディションを勝ち抜き、1986年版のミュージカル『アニー』で主役のアニー役を務めました。ダブルキャストの相手は、アントニオ猪木さんの娘・寛子さんでした。通常1年で交代するところを2年間主役を務めるという異例の抜擢で、当時からその才能は注目されていました。
7-2. 学歴は？東大卒の元検事というエリート街道
山尾氏の学歴は、まさにエリートそのものです。
- 東京学芸大学附属高等学校 卒業
- 東京大学 法学部 卒業
大学卒業後、7回目の挑戦で司法試験に合格。2004年に検察官に任官し、東京地検や千葉地検などでキャリアを積みました。元検事という経歴は、後に政治家として活動する上での大きな武器となりました。
7-3. 山尾志桜里氏の実家や生い立ち・家族構成
山尾志桜里氏は1974年、宮城県仙台市で生まれました。父親の菅野一男さんは、東北大学理学部を卒業後、志桜里氏が6歳の時に東京医科歯科大学の医学部に入り直して医師になったという経歴の持ち主です。現在は東京都三鷹市で内科医院を開業しています。山尾氏は一人っ子で、兄弟はいません。
8. ネット上の反応と今後の展望
山尾志桜里氏の一連の騒動、特に2025年の公認取り消しと記者会見を巡っては、ネット上で非常に多くの意見が交わされました。
「説明責任を果たしていない」「人の心がないのか」といった厳しい批判が大多数を占める一方で、「政策能力は高いのにもったいない」といった声も少数ながら見受けられます。
今回の公認取り消しにより、山尾氏の国政復帰への道は極めて険しいものとなりました。今後、彼女がどのような道を歩むのか、政治の世界から完全に身を引くのか、それとも別の形で社会との関わりを模索するのか、その動向が注目されます。
9. まとめ：山尾志桜里氏を巡る騒動の要点
最後に、この記事で解説してきた山尾志桜里氏を巡る一連の問題について、要点をまとめます。
- 公認取り消し：2025年6月、国民民主党が参院選の公認を取り消し。理由は、過去のW不倫問題に対する批判の再燃と、説明不足の記者会見が引き金となった。
- W不倫問題：2017年、当時既婚者だった弁護士・倉持麟太郎氏との密会が報じられた。山尾氏は男女関係を否定したが、社会的信用を大きく損なった。
- 倉持氏の元妻の死：不倫報道後、倉持氏の元妻は離婚と親権喪失のショックからうつ病を発症し、2020年に自ら命を絶つという悲劇が起きた。
- 家族：元夫はIT起業家の山尾恭生氏。2018年に離婚し、長男が一人いる。再婚はしていない。
- その他の不祥事：地球約9周分と揶揄された巨額のガソリン代計上問題や、議員パスの私的利用などが報じられている。
- 経歴：ミュージカル『アニー』の元主役で、東京大学法学部を卒業後、検事を経て政界入りした華麗な経歴を持つ。
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